豊洲市場移転を前に今年の5月に掲載した以下の記事の反響は大きく、多くのお問い合わせを頂きました。
【緊急提言】飲食店の仕入れの視点で豊洲市場移転に向けた準備の再検証を!

本日撮影で使う食材の仕入もあるので、早朝より豊洲市場へ向かい商品を購入してきました。
提言として挙げさせて頂いた駐車場の件含め、実際に「豊洲市場で仕入れた」目線で検証をしてみます。
【豊洲市場を使ってみた感想:素晴らしい】
初日よりターレが燃えてしまったり、足が挟まれてしまって搬送されたニュースなどがありましたが、実際に足を運んで見て「これは素晴らしいものだ」と率直に思いました。
場内を走り回るターレ、仕入た商品を足早に車に積んで運んでいく光景などはまるで築地をそのまま持ってきたかのような、そんな印象を受けました。
今までと勝手が違う部分であったり、動線での難しさなどはあるのかもしれませんが、仕入する目線ではとても良く出来ていると思ったところです。

【場内のレイアウトは「慣れ」が必要、その過程で嬉しい発見の連続】
築地で商品を購入する際は「あの3本先を右に曲がり、その4件先」といった具合に感覚で場所を覚えていましたが、今回は大きく変わっている部分もあるので、その点で手探りになり時間がかかる部分は致し方ない部分です。
ただ、この手探りはとても良いことで「こんなお店があるんだ!」ですとか、「ここから買ってみよう」といった気付きも多く、本日購入した水産物・青果は今まで買ったことが無い仲卸さんから購入させて頂きました。

【築地と豊洲の違い:青果と水産が遠い】
築地市場の場合は水産と青果が同じ敷地内にあり、その中で買い物が出来ましたが、豊洲市場は離れています。
google mapでは直線距離で550メートルとありますが、水産仲卸の売り場と青果の売り場は更に奥なので、1キロ以上ありました。
また、間に大きな交差点(現在はT字になっていますが、実際は工事しているため、十字路)があることから、徒歩での移動では10分近くかかるかと思います。

車を水産仲卸側から青果へ移動することも考えましたが、駐車場が入れなかったら残念なので、今回は置いていきました。駐車場まで往復20分かかる部分は築地とは大きく異なる部分です
仕入れ時には留意が必要です。

【駐車場は事前に場所の確認が必須】
駐車場ですが、5月の提言の時点とWEBも変化があまりなく分かりにくいのですが、実際に足を運んでみて駐車場の場所が分かってきました。
(2018年10月11日の午前中に時点です、変化があるかもしれません)
駐車場1(緑色)市場外のコインパーキング。
駐車場2(赤色)水産仲卸区画行くのに便利。千客万来用(と書かれている)場所、駐車料金は無料
→本来は申請が必要だが、暫定的に駐車可能とのこと。
本日はこの区画に駐車しました。
駐車場3(赤色)有明北橋門の下に位置する駐車場であるが、青果・水産仲卸双方から遠い。
駐車場4(赤色)青果の場所の奥にある場所とのこと、警備員さんから伺った場所ですが、詳細未確認。

【駐車場の申請プロセスはやはり存在、ただし徹底については??】
上記地図の青く示した正門から入ったのですが、センサーで管理するようなゲートがありました。
本日は機能しておりませんでしたが、将来的にはセンサーでの車両管理がしたいのだと思われます。
私は千客万来計画地に車を止めましたが、その際に警備員さんからはかなりの勢いで「許可証はあるのか?」「どこに行くのか?」と質問を受けました。ただ、本日は暫定的ということで駐車可能でした。

全体的にはプロセスの徹底、案内方法の周知に課題があるように見受けられましたが、警備員さんは本日から働き始めた方も多いみたいなので、今後案内の徹底が図られると思います。

【現状のプロセス(仲卸さんへの申請)は理屈ではOKでも実行上難しい】
本日申請を行おうかな?と思い立ち話的に話をしたりしていますが、プロセスの存在は分かっていても目の前で多くの取引をこなしている仲卸さんに依頼するのは中々難しと思います。
そもそも仲卸さんに依頼をするプロセスで本当に良いのか、是非検証をしてもらいたいところです。
個人的には都の方が窓口を作り、そこで申請書を受け付けるのが良いかと思います。

【豊洲は日本の台所。改善を重ねて最高の市場へ!】
移転に際しては様々な課題が上がりましたが本日仕入れる視点では混乱はなく、暫定対応とはいえ駐車場の準備が出来ているなど、混乱を抑えるために都の方によるご尽力があったように思えました。
出来た以上この環境を最高のものにすることが日本の食を世界に発信する上で必要不可欠だと思っています。
移転により「遠くなった、混乱する」といったネガティブは存在すると思います。
ただ、そのネガティブな部分も「回遊することで新たな気付きがあった、新たな仕入先を見つけた」とポジティブに解釈すると多くの出会いが生まれ、食が好きな人には嬉しいことではないでしょうか?
豊洲は今後日本の食卓を支える拠点になるべき存在です、世界に誇る日本の食を司る最高の場所となるよう、一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会は豊洲をフル活用していきたいと強く思っています。

一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会
代表理事
村田崇文