パリのメレンゲ菓子と世界のメレンゲトレンド

5月初旬のパリ、春夏のパリの空の色とその街並みは本当に美しく、1日中散策していても飽きることがありません。
この季節から夏にかけて、パリジャン、パリジェンヌ達はできるだけ日光を浴びようと、散歩したり、公園で日向ぼっこしたり、カフェでくつろいだりして季節を存分に味わいます。
そんな中、通りすがりによく目にするのが、大きなメレンゲをパクパクと食べながら歩く大人達です。

そして手元には北フランスのリールに本店を構えるメレンゲ専門店Aux merveilleux de Fred(オー・メルヴエイユ・ドウ・フレッド)のペーパーバックを持参しています。
【Aux merveilleux de Fredとは?】
2008年にパリに進出して以来、瞬く間に評判となり、今ではロンドン、ニューヨークにも店舗を構えている大人気店です。
【高まるメレンゲ人気】
ここ数年、オーストラリアのパブロバ人気でメレンゲ菓子が再注目されていますが、メレンゲはフランスでも元々とてもポピュラーで伝統的なお菓子のひとつです。

Aux merveilleux de Fred

この店舗の特徴は、ケーキの生地自体がふわふわのメレンゲであること、その周りにクリームとチョコレートなどをまぶした一口サイズのケーキが特に人気となっています。

もちろん全種類を頂きましたが、想像よりも甘くなく軽い食感でいくつでも食べルことができそう、フランス伝統菓子の重めで激甘なイメージを覆すモダンな味わいです。

【賞味期限は2日!】
この菓子の賞味期限は2日間で短め、日本へのお土産としては難しいこともあって日本人の間ではさほどメジャーではありませんが、今時珍しく現地のみで味わえるスイーツのひとつとなっています。

ウインドーからは製造工程を視覚的に見せる仕組み、行列に並んでいる間にふわふわのメレンゲがデコレーションされるテクニックを楽しむことができます。そんな仕掛けも人気店ならでは、商品特性をよく理解し、どう見せるか、を追求した店舗作りが成功の秘訣だと納得させられます。

ヨーロッパでは伝統的なメレンゲ菓子ですが、フランスでは伝統をベースにしながらもモダンで軽い味わいのスイーツに大変身させ、今再びトレンド菓子として脚光を浴びています。またパプロバ専門店もでき、海外からのメレンゲ菓子もパリジェンヌから人気を博しています

日本ではまだまだ馴染みのないスイーツですが、最近の専門店化の傾向を見ますとメレンゲ専門店が東京にできるのも時間の問題でしょうか。

【各種調査事業のご紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会では、世界中の食のトレンドを調査しています。
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【海外リサーチ担当紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会
理事 赤沼香織
株式会社Paysanneではクリエイティブ開発チーム統括し、レシピ・写真・スタイリングの開発を推進。世界の隅々まで食を探求し、その国独自のレシピ・食材活用を習得している。
ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu) グランドディプロマ(Grand Diplôme)