プランタン・ドュ・グーの食品フロアは世界一の眺望

2018年1月10日にリニューアルしたプランタン・ドュ・グー(PRINTEMPS DU GOUT)
日本のデパ地下同様、パリの百貨店も食品フロアは地下に配置しておりますが、プランタンは食品フロアを7、8階に設けたました。このあまり見かけないフロア構成がパリグルメの形勢に変化があるのか、とても興味を持っていたのでこの度調査しに行ってみました。

【パリの3大百貨店】
パリには
・7区にある世界最古の百貨店ボン・マルシェ
・オペラ座の裏に構えるギャラリー・ラファイエット
・日本人にもなじみの深いプランタン
の3大デパートがあります。
ボン・マルシェもギャラリー・ラファイエットも食品館の品揃えとその演出は世界有数で、日本人もパリ土産のスイーツなどを購入しに立ち寄ることが多い場所ではないでしょうか?
プランタンはコスメやモード系が強く、食品のイメージはあまりありませんでしたが、7・8階に食品フロアを設置するリニューアルしました。

【プランタンからの眺め:パリを一望出来る「食品フロア」】
まずはこの景色を見てください。
エッフェル塔も見えます。

8Fのイートインフロアではベランダ席もあり、パリを一望、世界広しともこの景色を有する食品フロアは存在しません。この景色を見るだけでも訪れる意味があるのではないでしょうか?

【プランタンの食品フロアの様子:フランス中の商品を陳列】

面積は狭いものの、センス良くフランス中の商品が陳列、すっきりとしたレイアウトで上質感をアピールしています。

フランス中から厳選された2500以上の品揃え、100%フランス産に特化した食材が並んでいるのが特徴です。

【プランタンの食品フロアの様子:4人のカリスマシェフによる売り場プロデュース】
このフロアの目玉としては、4人のカリスマによるプロデュースが挙げられます。
1)Akrame Benallal(アクラム・ベナラル)
16区にあるレストラン アクラム、「エル・ブリ」や「ピエール・ガニェール」で働いた経験を持つ、アルジェリア出身の今注目のシェフ。そのアクラムシェフがプロデュースするのは8Fの生鮮フロアです。

シェフが選んだ肉、魚、野菜を購入することができます。

イートインコーナー(と言ってもレストランのようですが)でオーダーすることができます。

2)Laurent Dubois(ローラン・デュボワ)
Laurent Dubois(ローラン・デュボワ)はM.O.F(フランス国家最優秀職人賞)取得のチーズ熟成士。
「パリでチーズを買うならココ」とおススメするパリジャンが多いパリ5区のモベール広場のフロマージュリー(チーズ屋)を経営しています。
そんなローラン・デュポワさんによるフロマージュリーコーナーのプロデュース。

3)Gontran Cherrier(ゴントラン・シェリエ)

日本でもお馴染み、カリスマブーランジェリー(パン屋)であるゴントラン・シェリエのクロワッサンを味わうことができます。

4)Christophe Michalak(クリストフ・ミシャラク)

プラザ・アテネのシェフパティシエを務め、世界的にも人気の高いパティシエ。

【生き残れるかは今後の展開次第か?】
既に人気のカリスマ4名によるプロデュースという手法は世界中で目にする事例でもあり、この手法が美食家の多いパリジャンにどう響くのか今後の展開に注目です。
イートインコーナーの客層はパリジャンというよりも観光客が多く、世界的なネームバリューを持つ4名の名前で集客しているような手法のように見受けられました。
とは言えパリでの3大百貨店の1つであるプランタンによる展開手法には今後期待大です。

【各種調査事業のご紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会では、世界中の食のトレンドを調査しています。
単に調査するだけではなく、分析やその背景、さらには考察と提言なども盛り込み、年間30都市近くで事業を行なっております。
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【海外リサーチ担当紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会
理事 赤沼香織
株式会社Paysanneではクリエイティブ開発チーム統括し、レシピ・写真・スタイリングの開発を推進。世界の隅々まで食を探求し、その国独自のレシピ・食材活用を習得している。
ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu) グランドディプロマ(Grand Diplôme)