FOODEX2018のブース来場の御礼:ブース出展の背景とその戦略

2018年3月6日より9日まで幕張メッセで開催されたFOODEXのブースにご来場頂きありがとうございました。
想定を大きく上回る非常に沢山の方にご来場頂き、反響に驚くと同時に、多くの企業様がクリエイティブ協会のサービスを欲していることに身の引き締まる思いです。
小さなブースではありましたが、「ブースで私たちの事業を知ってもらい、持ち帰ってもらい、また使ってもらえるようにする」ことを目的に熟考を重ねて作り上げたブースと展示でした。今回のFOODEX2018の出展を決めた経緯から出展効果を振り返ってみます。

1.展示会出展の狙い
私共の理念である「日本の食卓を世界の食卓へ、世界の食卓を日本の食卓へ」を理念に基づき、「美味しい、という一言だけでは世の中に伝わらない。商品の魅力を伝えるには素晴らしいビジュアルが必要」との思いでサービスを広めるために出展してみました。

2.出展での企画内容
食の展示会では多くの企業様が試食を通して商品の魅力を伝えています。ただ、我々は食品メーカーではないので、食べてもらう試食は出来ません。そこで「サービスの試食大作戦」をテーマに「商品をお持ち頂ければその場でスタイリングしてお写真を撮り、その場で出力してお持ち帰り頂く、更に画像データも翌朝までにメールすることにしました。

(母校青山学院大学の駅伝における大作戦を真似てみました)

3.ブースの場所
サービスの紹介ではありますが、「試食」なので加工食品のコーナーに出展したいこと、撮影やスタイリングを広く見てもらえるように2面から見てもらえるように「角地オプション」を使って場所を確保することを依頼し、申し込みをしました。

4.戦略会議
出展を決めた9月以降協会のメンバーで集まって企画や進め方を練りに練り、「如何にして魅力を伝えるか」を徹底的にアイデアを出し合い、その内容を全て盛り込んで行くことにしました
まさに「クリエイティブの爆発力」そのものです。

5.ブースのコンセプト
展示会のブースというのは「ブースのパックサービス」といったようなものもあります。定型的な企画サービスは僕らの作成にはマッチしません。
そこで、協会のペイントスペシャリストであるタカラ塗料大野さんのお力を全面的に借りてブースを作りました。

ブース作りのポイントは「サービスの試食大作戦」というコンセプトに基づき、下記6点をベースに設計を行いました。
1.食品におけるプロフェッショナルなカメラマンとスタイリストが手掛ける写真を存分に見ていただくことがメイン、ブース自体はわき役に徹する。
2.一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会の本社のスタジオをイメージし、インテリアのようなブースを目指す。
3.白を基調にすることで、限られたスペースかつ様々な光源がある展示会場において光をうまく取り込めるように組み立てる。
4.食の商品のお客様の最終のお客様は女性なので、「女性ウケ」するブースに仕上げる。
5.FOODEXの出展でブース設営の様々なルールがあることから、ルールを全て準ずる・
6.搬入・設置・搬出は全て自分たちで行うことから、その中で出来るものとする。
(搬入・搬出は日産セレナ1台)

6.ブースのCAD図面はDIYのノウハウを活用し、手作り

タカラ塗料さんは塗料屋さんであり施工業者さんではありませんが、昨今のDIYブームもあり様々なご相談を受ける機会も多く、「ただ塗料を販売するのではなく、用途・施工を見据えた提案」を得意とされています。塗料の展示会でもそのお洒落なブースは大変人気があり、見たことある方も多いかと思います。

また、社屋外観は「環境色彩コンペティション第20回グッドペインティングカラーの改修部門特別賞」を受賞されています。
そのノウハウを今回のブース制作にもふんだんに盛り込んで頂きました。
図面はcaDIY3DというDIY向けのCADソフトで設計図を作成して頂きました。

7.ブースの部品はホームセンターとアマゾンで手配
今回のブースの材料はホームセンターとアマゾンで購入しました。cadDIY3Dで出力した大変細かい木取り図を持ってホームセンターへ行き、板を寸法に合わせて切ってもらうことで道具は調達しています。モニターを設置していたテレビ台はアマゾンで購入しました。

8.ブースの組み立て開始@大阪のタカラ塗料
「運搬・搬入・設置・搬出、しかも運搬はセレナ1台」を考慮しながら作るという点はなかなか難しいものですが、そこはタカラ塗料のスタッフさんの叡智の結集で素晴らしいものを作って頂きました。

1つ1つの壁にモールディングをつけている様子。
(モールディングとは壁の淵にあるおしゃれな装飾のことです)

今回の空間にはドアをイメージした部分もありましたが、このドアはベースは発泡スチロールで作りました。

今回多くの方にブースのお写真を撮っていただいておりましたが、一番人気だったマントルピースも全て手作りです。(マントルピースとは居間やホールの壁につくりつけられた暖炉のまわりに行う装飾のことです)

持って行く前日に塗装を終えました。

カメラマンの佐藤さんが撮影してたいた台も手作りです。

この台の下には印刷するプリンターがぴったり入る仕掛けになっており、その場で印刷したファイルを出力していました。
佐藤さんも大阪のタカラ塗料でのブース制作現場に行き、撮影の動作シミュレーションを行いながら完成度を高めて行きました。
画像に写っている床の緑のテープはブースのサイズに合わせたもので、実際の現場シミュレーションを何度も想定しながら作りました。

今回の展示会参加メンバーは5名(うち女性メンバー2名)なので、この5名で限られた時間・限れた道具で搬入・設置・搬出することから再現性について何度もテストしました。

大阪のタカラ塗料で荷物積み込みの様子です。セレナ一台に大野さんが乗り込み、幕張へ向かいました。
(途中別の催事も重なるご多忙な中、タカラ塗料の皆様どうもありがとうございました!)

8.前日準備の様子
ブースのセッティングは朝の9時から可能なので、搬入し、組み立てを開始しました。
まさにピッタリとはまりまして、9時からの会場設営が13時には終わっていました。

9.期間中は幕張メッセ近くで合宿!
展示会は10時から17時なので、終わり次第解散、翌日また集合ということも東京を拠点としてるメンバーは容易です。私も幕張メッセまでは自宅から車で40分ですが、今回は前日準備の日から最終日まで全員で合宿しました。ホテルでの合宿というのもアリですが、展示会会期中は幕張メッセ周辺のホテルは非常に高く、5名で宿泊、しかも4泊5日となると相当な出費になります。そこで、民泊を利用し全員で合宿することにしました。場所は新検見川駅近くの一軒家。

(協会では海外にもよく飛ぶのですが、その際にもAirbnbはよく利用しています。)
結果的にはこの合宿の効果は非常に高く、「もっとこうしたら良くなるのでは?」というアイデア出しが夜な夜な続きました。そして民泊の物件も大変快適!

10.展示会スタート
展示会がスタートするとブースのチラシや看板を見て様々な出展企業様が商品をお持ちいただき、その場でスタイリング・撮影・出力した紙をお渡しすると非常に臨場感あるプレゼンテーションが出来ました。
紙でお渡しするだけではなく、翌朝までに頂いたお名刺宛に画像データを送付することまでがシステムになっていたことも大変好評で、出展企業様の間で口コミで話題となり、青森・徳島・香川・栃木・長野のブースなどでは商工会の方が私共のサービスを紹介して頂いたこともあり、北海道ブースでは横並びでどんどん口コミで拡がりまして、結果的に会期中に撮らせて頂いたお写真の数は200点近く。

壁に貼りきれないくらいのお写真になりました。

12.スマホで美味しくお料理を撮る講座を急遽開催!
カメラマンの佐藤さんは数々な教室を開催されている料理写真の世界では屈指の存在です。
そんな佐藤さんのアイデアで急遽3日目に2回、4日目に1回スマホを使って美味しくお料理を撮る20分の講座を開催してみました。
即席での開催なので、事前告知は出力したチラシとブース周辺で大声での呼び込みのみでしたが非常に多くの方にお越しいただき、教室は大盛況でした。
カメラマンの佐藤さんによる各種講座の日程はこちらのページよりご確認ください。

12.インスタグラム作戦!

「今やSNSの力は見過ごすことは出来ません!」というお話はお聞きしますが、実際どの位なのか効果を測定したことは今までありませんでしたので、今回は会期中に実験をして見ました。これも民泊での合宿で出て来たアイデアです。

日本の食卓を世界の食卓へ!食のクリエイティブ力向上に貢献します! https://food.or.jp/
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インスタグラムを見て商品を持参された方、海外ブースから来て頂いた方など非常に反響は大きく、会期全体で100名を超える方がインスタグラム経由で来ていただけました。
13.会期中嬉しい声を多く聞けました
展示会期間中なので、出展されている企業様とは4日間毎日顔を合わせてお話が出来ることもあり、
・写真を掲示したらその商品の問い合わせが多かった。
・メディアにそのまま画像データを送って使ってもらうことになった。
・商品の引き合いが来て画像が良くてすぐに採用になった。
など、サービスの試食大作戦は予想以上の効果になりました。

14.展示会終了、撤収作業
展示会が終了するとブースも撤収です。そのまま協会の事務所に置きたいくらい素晴らしいこのブースキットはまた大阪に戻ります。
ブースの撤収作業をしていて気付いたのですが、出展者がブースを崩して持ち帰っているのは私共だけのように見受けられました。
おそらく手作りで持ち込んだのは私共だけだったみたいです。

撤収もセレナに搭載するためにこだわり抜いています。ブースを組み立てた木材1つ無駄にならないこのパッケージ化された出来栄えは「展示会ブース商品」という名のセットで販売できそうな完成度の高さです。

無事にセレナに乗り、会場を後にしました。

15.展示会後の動き
非常に多くの企業様から感謝のメールと、サービスを使いたいといった引き合いを頂いております。
1件1件お返事をさせて頂いておりますが、協会として新しいサービスプランを作りました。
その名も
「フードフォトスタイリングサービス」です。
こちらは今回のデモで撮影したような撮影サービスをがセットになったもので、2つの料金プランにしております。
シンプルプラン:商品・お料理単品の撮影
1万5000円(1カット)
テーブルプラン:複数のお料理のお写真撮影
1万8000円(1カット)
です。
いずれも10点からお受けするプランになっています。

1点・2点しか撮影するものが無いといった企業様も多くいらっしゃると思いますが、是非まわりの企業様にもお声掛け頂き、10点以上に集約して頂ければこのお値段でサービスを提供させて頂きますので、ご確認くださいませ。
詳細は事業紹介:料理写真撮影事業のページをご覧くださいませ。

ブースへのご来場ありがとうございました。
代表理事 村田崇文

【代表理事プロフィール】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会
代表理事 村田 崇文
株式会社Paysanne代表取締役
2005年青山学院大学経営学部卒業後、外資系総合コンサルティング企業であるアクセンチュア(accenture)株式会社入社。業務改革や新規事業の立ち上げ、IT基盤構築など様々なプロジェクトに従事。
2009年株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。EC事業の統括を手掛ける中で食の事業の面白さに魅了され2010年に株式会社Paysanneを設立、現代代表取締役。
食のクリエイティブアウトソーシング事業を中心に年間4500件を超えるオリジナルレシピ開発を提供するサービス”Recipe Maker“をはじめとしたクリエイティブ提供サービスを展開。
蓄積したノウハウを発信する組織体として一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会を設立し、「日本の食卓を世界の食卓へ、世界の食卓を日本の食卓へ」を理念に事業を推進している。
その他、大学在学時の”渋谷のまちづくり”研究を現在も手掛け渋谷青山景観整備機構の理事も務める。