塗装で繁盛店に育てる

新規出店を考えているがあまりお金がない、もしくは現状の店舗のリニューアルをしてみたいが予算がない、という方はたくさんいらっしゃると思います。
開店資金は湯水のようにあるものでもありませんし、そこにお金をたくさんかけてしまうとその償却に長い年月をかける必要があったり、まわりまわってメニューの価格に反映しなくてはなりません。
メニューに転嫁すればランチのお店でしたらシビアにお客様の入りに左右されるでしょう。

また高級貼り材(壁紙やシートやパネル)を貼ってもらえば一気に高級感がますので、価格に転嫁してもお客様は納得されるかもしれません。ただその場合もゆくゆくのリニューアルに向けてしっかり利益をとっておかないとジリ貧な経営が見えてきます。

もちろんコンセプトがしっかりあり高級路線でいく場合ならそれでも問題ありません!そういう方にはまた後々面白いものをご紹介するとして、このコラムでは脱サラして、もしくはいよいよ独立して飲食店をされる方向けに塗料を使って安価にそれっぽく開店する方法をお伝えしていこうと思います。

ペイントのプロが教える、塗装でコストを抑えながら繁盛店に育てる方法

まずは自己紹介ですが、僕は大阪の西成区で塗料販売店をしております。塗料販売店という聞きなれない商売ですが、塗料を塗るお店ではなく塗料を「売る」お店です
日本では通常塗料販売店は建築塗装や車の補修塗装をされている板金塗装屋さんに塗料を販売する店です。

ただ当店ではじつはそのようなお客様はほとんどおらず、大工さん、工務店さん、電気工事士さん、看板屋さんなどが多く、家具屋さん、自宅を自分で塗り替えたい方、ハンドメイドで雑貨を作っている方、趣味で家具を作っている方など様々な方がご来店いただくお店です。その中でも開店される方のご相談は特に多く、
ネイルサロン、美容室マツエク店、からあげ屋さん、たこ焼き屋さん、ブラジリアンワックス、写真屋さん、チーズケーキ屋さん、写真屋さん、タコス屋さん、ハンバーガー屋さん、ロッククライミングジムさん、ヨガスタジオさん、民泊を始める方、サックスメーカーさん、クラブハウスさん、バー、ホテル、古着屋さん、ラブホテル、グランピング屋さん、移動販売のドーナツ屋さん、スペインバルさん、アロマ屋さん、カフェ、お弁当屋さん
などなど多数の業種、飲食店のご相談を受けてきました。

塗料で内装を塗るということは日本ではあまりなじみはありませんが、欧米諸国に比べてその文化は30年遅れているといわれています。
アメリカでお寿司屋さんをしていた方にお聞きした話では、お寿司屋さんの内装はいつもきれいに保ってなくてはいけないので、半年に1回ぐらいは残業したい(稼ぎたい)スタッフを残して閉店後2時間ぐらいで内装をきれいに塗っていたそうです。
そうすることでずっときれいなお店を自分たちで保っていたんですね。

日本では壁紙が貼られていることがほとんどで、壁紙が汚れて来たらホームセンターやドラッグストアに行き、「壁紙用」みたいな洗剤を買ってごしごし拭くと思います。
ただそれで落ちる汚れというのは実は少なく、壁紙にしみ込んでしまって取れない汚れが多いです。コーヒーのシミや靴のゴムの跡などはなかなかとれません。

そんな時に日本人なら「いつかリニューアルの時に張り替えよう」と言ってずっとほったらかしにすることが多いです。
もちろんリニューアルの時はお店を1日休業して、お店の規模にもよりますが20万以上のお金をかけて張り替えてもらうのですが、そう何回もすることはできないですよね。
でもお客様は料理はもちろん、スタッフの制服と一緒に内装にも目をやっています。いつかリニューアルする汚いお店に通い続けるでしょうか?汚いお店になると売り上げは下がり、そのリニューアル資金はたまらず、より汚くなってお客様が離れるという悪循環になることも考えられます。

じつは壁紙も塗ることができます。しかも塗料を塗ることは壁紙を張り替えるよりとても安価です。
そして簡単にイメージを変えることができるので、通ってもらっているお客様に感動を与えることができます。
そんなお話を書いていこうと思います。

【講座の紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会では、定期的に講座を開催しています。
食品メーカーのご担当者様や、外食産業の広報担当などの受講者様も多く、仕事の上ですぐに活用できるとの声を多数頂き、嬉しい限りです。
一日集中で、かなりの知識と実践を詰め込みますが、ご興味のある方は本サイトに適宜情報を発信しますのでご確認・お申込みくださいませ。

【講師の紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会
ペイントデザインクリエイター 大野一馬
同志社大学工学部機械システム工学科中退
大阪市西成区の塗料販売店「株式会社タカラ塗料」代表取締役
一般に塗料販売店は塗装店に向けての販売しているところを、タカラ塗料では広くDIY~プロ向けに実店舗やインターネット通販で販売。
使い方がわからない方への指導や動画やHPでの説明に注力している。
また店頭で塗料の色を合わせる「調色」という技術でお好みの色を作ったり、自社オリジナル色の販売もしている。
それら色を合わせる技術を駆使し、特殊な塗装方法で作った撮影用背景板、フォトデザインボードを作成し販売している。