和食のスタイリングは難しい、と思っている方は非常に多く、実際にフォトスタイリングについてのご質問の多くは、和食に関わることです。

「食器の配置あっているのかしら?」「この切り身の向きの正解は?」などなど、大変はスタイリング以前に伝統やマナー、様式についての質問が7割を占めます。著名人、芸能人のインスタグラムなどの画像で、お箸の向きやお茶碗の位置が間違っている、など、炎上騒ぎも多く耳にしますね。何気なく撮影した食卓シーンが大騒ぎになるとは当の本人も驚きだと思いますが、我々日本人にとっては、和食のシーンでは何かしらの違和感を視覚的に感じると日本人センサーが働くようです。確かに、和食のレシピ本のスタイリング撮影や広告撮影では、洋食とは比較できないほど、お作法の定義について細心のチェックをしながら進めますので、専門者を入れるなど、コストと労力がかかります。

写真のためのスタイリングは、大きく分けて2種類あります。

1.お皿の中の盛り付け、シズル(美味しそうに見せるテクニック)
配色、配置、バランス、色つや、テリ など、お皿の中の、料理スタイリング

こちらは、料理人、料理研究家、フードコーディネーターが担当します。

2.お皿の周りの世界観を演出するスタイリング

フードスタイリストの範疇になります。SNS全勢の現在では、1と2の両方をこなす方も増え、更にプロ顔負けの撮影までやりこなすハイブリットなセミプロも登場、まさにスタイリングの一般化かつ全盛期を向かえていると感じずには要られません。
ただ、和食の範疇になると、持ち前のセンスだけでは太刀打ちできない要素が多々あります。ネットでちょっと調べれば大丈夫、と甘く考えると痛い目に会うことがあります。

何故でしょう?

それは、ネット上には、間違った和食の画像が驚くほど溢れているからです。
ちょっと参考に、と検索した画像が複数に渡って間違っていることが実際によくあるのです。

では、実際に正解はどうなのか。
自由度が高い洋食と異なり、和食スタイリングに苦手意識を持つ方は増え続けています。

そこで、少しでも皆様のお役に立てればと思い、当協会では和食スタイリングの極意を当ページで連載して行こうと思います。
何事も基本を知っていると、逆に自由度が高くなります。
皆様の和食スタイリングの不安や悩みに一役買えたら幸いです。

次回のテーマは、早速登場ですが、魚料理のスタイリングです。
これ、実際に分かっているようで分かってない方多いですよね。
是非、一緒に学びましょう。

【講座の紹介】
一般社団法人ジャパンフードクリエイティブ協会では、定期的に講座を開催しています。
食品メーカーのご担当者様や、外食産業の広報担当などの受講者様も多く、仕事の上ですぐに活用できるとの声を多数頂き、嬉しい限りです。
一日集中で、かなりの知識と実践を詰め込みますが、ご興味のある方は本サイトに適宜情報を発信しますのでご確認・お申込みくださいませ。